南山女子・東海・国立中学を塾なし合格できたその後🌸京都大学、慶應義塾大学に合格した🌸ママ塾へようこそ!

塾に行けない事情もあり、母が情報収集から雑用仕事まで1人でこなし独自の方法を生み出しました。 1人で悩まず、このママ塾を用いて子どもと一緒に楽しんで中学受験に臨みましょう。

『ひとつのおにぎり』

 

オリンピック🌟メダルラッシュで活気づいています。

そして、今日はバレンタインデーですね♡

お疲れ様です。

Miw+と申します。

よろしくお願い致します。

 

 

今日は「たった1個のチョコ」ではなくて

『ひとつのおにぎり』について

一杯のかけそばとか、おむすびころりんの昔話も記憶にありますが…

書き記してみたいと思います。

 

 

 

 

昔、幼い頃のお話です

すくすく健康で病気ひとつしたこともないほど

元気で活発な子どもがおりました

とてもお利口で母を困らせたことなどありませんでした

 

ある日、突然、突然それは起こりました

不治の病を発症しました

病院に駆け込んだとき、既に生死を彷徨い

このまま消えてしまうのか、甦ることができるのか

そんな一夜を迎えていました

長い眠りから覚めるとそこは病院のベットでした

自分の体が言うことをきかなくてベットに横たわり

性格も変わってしまったように泣いて怒ってばかり

治療のため数ヶ月間の入院をしますが

病気が治るわけでもなく、よくなるわけでもありませんでした

ただ今までとは違う生活になり

できていたことができなくなり

やりたいことも我慢を強いられ

本人の意思ではどうすることもできませんでした

幼いながらも、もうこのまま死んでしまうのかな

これはいったい誰の体なの?

体の中で何が起こっている?

どうしてこんな思いをしなきゃいけないの?

いつまで我慢すれば、頑張ればいいの?

終わりの見えない葛藤に泣き疲れて寝る

そんな毎日を繰り返していました

 

2ヶ月後、幼稚園に入園し、はじめての集団生活を経験します

いろんな目新しい行事に没頭して

病気のことを忘れる幸せなひとときもありました

小さいながらも周りの友だちはみんな優しくて

この時期、たくさんの友チョコをもらいました

大きくなったら、お医者さんか看護師さんになって

わたしが診てあげる!そう言ってくれました

一度に食べることができないので

毎日1つずつ、感謝しながらチョコを頬張りました

小さな1粒のチョコにはいっぱいの優しさが詰まっていました

 

何度も意識を失い、救急車で運ばれたり

そのときの記憶がないほど、生死を彷徨ったり

命がどこまで続いているのか…

明日はやってくるのか…

今日は平穏に過ごせるのか…

自分の体なのに自分もわからない…

今日は今日の楽しいことを考えて過ごそう

目を閉じて眠った瞬間

明日はあるのか、また明日はやってくるのか

わからないのだから

 

小学生になると

自分の病気の原因と治療法について調べてみますが

原因解明されていないので治療法もみつかりません

ならば、自分の体を使って試して

いろんなことを知ろう、自分で治す方法を考えよう

子どもはそれを励みに立ち上がりました

この薬を用いたとき、このデータが得られる

このタイミングで薬を使うとこんな効果がある

生物にも体内時計があって、

朝顔などその時間になると花を開く

ヒトにも体内時計が備わっており、

投薬する効果的な時間帯があることを学びます

たくさん本を読み知識を得て、自分を知ろうとしました

それでも、いくら調べても、専門書を読んでみても

ちっぽけな子どもには成すすべもありません

少しだけ、自分への慰めになるだけ、でした

 

医療の現場は発症当時より劇的に進化して

多くの研究者が人々の生活に役立つモノを

次々に生み出しています

でも未だに自分の病気は解明されていません

1日、また1日、命を繋ぐように

体調をコントロールし保ちながら過ごすことしかできません

今日を楽しむ、精一杯生きる、ただそれだけなのに

それが容易ではないのです

健康な体を持っている私たちには想像もつかない

そんな想いや世界、月日が流れています

 

やがて、中学受験を迎えました

念願の私学に合格しました

自分の病気に対する研究や学びをするため

病気の治療をしながら

病気をコントロールしながら

塾にも通わずに合格をやっとの思いで手に入れたのに

希望通りにはいきませんでした

中学入学式までの2ヶ月間、

夜中、布団に顔をつけて声をたてないように毎日

息を潜めて、布団が濡れるほどの涙を流しました

朝になれば淡々と登校し、小学校を卒業しました

合格したのに通わせてもらえない辛さはあるけど

決して命が奪われたわけではありません

昔のように戦争で命を落とすわけでもないし、

また、ここで挫けなければチャンスはあります

次の大学受験に向けて計画を練り直します

病気はいくらお金があっても治るものではないし

与えられた病気や環境を変えることもできません

しかし、その境遇を乗り越えたとき

強い心と大きな羽を手に入れて、さらに

自分の夢に向かって努力することができる

命さえあれば、何度でもそのチャンスは訪れる

夢は誰でもいつか、きっと叶えることができる

子どもは、病気と引き換えに

恩師や仲間の多さ、人の温かさを手に入れました

きっと、そこへ導くために、試練を与えるために

神様がその病気を与えたのでしょう

そして、手のかからない子だと怠惰していた母に

罰を与えたのでしょう

それを受け止めるまでには随分と時間もかかりました

それでも、

今、ようやくその門の前に立っています

今も病気と気持ちをコントロールしながら

 

こんな体でも環境であってもいつもいつも

周りの温かい人との出会いや助けによって

重い荷物や気持ちを支えてもらっています

その子どもには模試や試験に必ず持参する

ひとつのおにぎりがありました

それは体調をリセットしたり、

コントロールしたりするのに、

長年のデータを基に分析した優れモノであり

食べたいから食べるわけではなくて

そのためだけに必要なモノなんです

東京で出会ったおじさんは、母親にこう言いました

あの子にとって、それはただのおにぎりではなくて

それが必要であり、それじゃないとダメなんだから

たったひとつでも、大事なおにぎりだったんだよね

 

子どもは

その温かい言葉に

心がふわっと軽くなり

涙がふわっと溢れました

部屋に隠れて

感謝しながら

その溢れる涙を拭ました

 

 

 

 

 

結尾に

ご存知、今注目の葛西紀明選手

未だ念願の金メダルを手にされていません

何度も何度も挑み続けています

後退する体力や限界を上回るだけの

強い意志を秘めたレジェンドであることは

誰もが知っています

決して裕福ではない環境でスキージャンプを選び

亡き母との誓いでたくさんの努力と悔しさを

ここまで維持して

今この場所に立っている

言葉では言い表せないほどの

とてつもない苦難を乗り越え

この場所にいるんです

だからこそ、強いんです

自分にも負けないんです

私たちでは予想もつかないような

重いものを抱えながら

 

羽生結弦選手も怪我をして

出場が危ぶまれました

それでも、

滑ることができなかったときの

悔しさや悲しさをバネに

今ここに立てていることに感謝して

自分の夢に向かっています

強い気持ちを手に入れ、何の迷いもなく

立ち向かう姿勢、余裕、笑顔が凛々しい

キラキラ輝いていますね

 

 

後悔したら、きっとリベンジできるはず

泣いたら、その分だけきっと強くなれる

努力が報われなくても、きっと力になる

暗くて不安で孤独なひとりぼっちの長い

トンネルの向こうには光が見えるきっと